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社会人12年目の社畜女がフィリピン留学を決意した理由と調べたことまとめ

Saya
1989年生まれ。北海道に住む旅行会社勤務の30代女性。アン・ハサウェイ主演の映画「プラダを着た悪魔」がきっかけで、英語に強い興味を持つ。幾度も、何種類もの英語学習に挫折し、その実験の軌跡を記すとともに、日々の学びのログを書いていきます。
TOEIC640点(2022年)、Versant42(2023年1月)、国内旅行業務取扱責任者、国内旅程管理主任者、ノマドワーカー、年間100日出張、一人旅、ミニマリストを目指す女

約1億人が暮らし、その9割の人が英語を話せるというフィリピン。

その歴史的背景から英語を話す人がほとんどであるフィリピンは、社会人留学や学生の留学先として注目を集めています。

普段は会社員として鬼のように働く私も、社会人留学のために1週間の有給休暇を取得し、超短期留学のためにフィリピンへの渡航を予定しています。(記事執筆時点では未渡航)

この記事では、留学前の筆者がなぜフィリピン留学を決めた理由、また筆者が重視したものと、調べたことを書いていきます。

目次

筆者が留学を決意した理由

筆者がフィリピン留学を決意したのは、英語での業務を多少は行ってはいるものの、圧倒的に英語力の不足を感じ、英語を強制的に勉強する環境に身を置きたかったからです。

あとは、自身の英語力は海外の方に通じるのかどうかを確かめ、その後の学習に活かすための確認という面も含めて超短期留学を決意しました。

ちなみに筆者の英語のレベル感は以下の通り。

  • 留学・海外就業・ワーキングホリデーの経験なし
  • 大学受験ではセンター試験(古)で180点/200点
  • 大学生以来(10年前)久しぶりに受講した2022年のTOIC L&Rでは640点
  • オンライン英会話を休み休み2年間ほど継続
  • 英語勉強コーチングサービスプログリットで2か月間のコースを受講
  • 旅行会社に勤務し、普段の業務でまれに外国人のお客様のツアーに同行 *メインのガイドではないので、ご飯の時や移動の時などに軽くお話をする程度

私が留学先をフィリピンに決めた理由

まず、日々忙しく働く社会人である私がフィリピン留学を決めた理由は下記の通りです

  • 南国である
  • 1週間からでも気軽に留学ができる
  • 圧倒的な安さ
  • オンライン英会話で一番聞きやすい英語を話してくれ、かつフレンドリーな先生が多かったから

上記について詳しく書いていきます。

南国である

私が留学を予定しているのは、2024年4月です。

北海道在住の筆者にとって、フィリピンは「南国」そのもの。

留学行きを思いついた2月の段階では、周囲の環境はまだまだ雪深い時期だったため、どうせ有給を取得して、お金を使うのであれば、暖かい地域で過ごしたい。

南国のゆるい雰囲気で、朗らかな気持ちで英語を勉強したい。

それが1番のフィリピン行きを決めた理由でした。

1週間からでも気軽に留学ができる

社会人の方が留学をする場合、一番のネックは「休みの取得」ではないでしょうか。

在職しながら留学する方は、有給を取得したり、ゴールデンウィークやお盆休みなどの長期休暇を活用したりしながら、留学する方がほとんどかと思います。

このような短期留学の場合は、時間をより効率的に活用し、結果を最大限に出せるような環境で学習をする必要があります。

その環境というのがフィリピンにあると感じました。

その理由としては、下記の3点です。

  • 圧倒的な安さ

社会人でお金を自身で稼いでいるとはいえ、使うことができるお金には制限があるもの。

フィリピン留学は欧米・オーストラリア留学の半分程度の金額で留学することができます。

1ヶ月でおおよそ20万円から30万円程度の費用で英語を強制的に話さなければいけない環境に身を置くことができます。

ちなみに、以下が筆者がこの留学でかかった費用です。

学校費用*8日の寮費込み85,200円
現地清算費用約30,000円
航空券代(新千歳空港〜セブマクタン空港)*帰国は東京で一旦ステイの予定です。81,850円
Wi-Fiレンタル(9日間)7,461円
お小遣い50,000円程度予定
合計 約254,511円

安さの理由は物価と人件費の安さ。

英語講師の人件費は、1ヶ月3万円ほどと言われており、欧米における人件費のおよそ10分の1程度に当たります。

また、フィリピンは物価が安く、日本の約3分の1であり、外食や生活必需品などの購入も安価にすることができます。

そのため、語学学校の費用の中に寮費や3食の食費・洗濯、掃除などの生活諸経費も含まれても欧米豪の半額ほどで留学が可能とのことでした。

*ちなみに欧米豪の場合は語学学校のみの価格で、居住費用は別途、というところも多いようですので、留学する場合はしっかりそのあたりも見る必要があります。

航空券代もLCCを含め、1か月前の時点でも新千歳―セブ島往復5万円台からと非常にお安く取得することができる点も、ハードルが低く感じるポイントのひとつでした。

参考:オーストラリアだと往復11万円、ロサンゼルスだと往復16万円程度 *2024年3月時点の4月出発の航空券代。筆者調べ。

  • 時差が少なく、移動時間も短い

フィリピンと日本の時差は1時間であり、かつ移動も成田から直行便で4時間程度と移動時間に時間を割かなくても良いというところが非常にありがたいポイントでした。

ちなみに、航空機の乗継の仕方にもよるものの、新千歳空港からでも半日程度で移動することができます。

そのため、土曜日のうちに移動して、日曜日一日休んで、語学学校が始業する月曜日から万全の体調で臨むことができます。

また、筆者は筋金入りの肩こり体質、腰痛持ちであるため、飛行機で一夜を過ごさなくても良いという点でもうれしい限り。

  • スパルタ式教育である

欧米圏の留学の場合、午前中または午後に授業を受け、残りの時間は自由時間という場合がほとんど。

確かにその方がその国をゆっくり楽しむことができ、異文化体験も十分にできるかと思います。

しかし、長期の場合であればそういった環境でも英語力の伸びが期待できると思いますが、1週間や1ヶ月程度の超短期期間での留学だと圧倒的にスピーキングやリスニングの時間は足りないと思っています。

引っ込み思案気味の日本人であればなおさら、ある程度強制的に英語を話す環境が必要になるでしょう

その点、フィリピンでは朝の9時~18時頃まで1日中授業という学校が多く、強制的に授業で聞く・話す・書くという時間が設けられるため、非常に時間効率の良い選択になります。

  • マンツーマンレッスンとグループレッスンの組み合わせのカリキュラムが可能

フィリピンの語学学校の1日のレッスンは多くの場合、マンツーマンレッスンを4~5レッスン、グループレッスンが2レッスンという構成になっています。

わたしが受講したコースは、マンツーマンレッスンが5時間、グループレッスンが2時間の計7時間のレッスンです。

欧米の留学では、グループレッスンがメインであり、引っ込み事案の日本人では「話す時間が全くなかった」という意見も聞かれます。

その点で思う存分話すことができるマンツーマンを格安で受けられるという点が非常に魅力的でした。

一方で、グループレッスンも受講することが可能なので、その点もうれしい限り。

マンツーマンのレッスンでは強制的に講師とコミュニケーションが取らなければいけないためスピーキング量が増える一方で、自分の話したい話題しか話せないという問題にぶち当たります。

しかし、実際の場面では常に1対1の会話の場面になるとは限りません。

会食や会議、セミナー等複数の人がいる場面で発言をしなければいけない場面も出てくるでしょう。

複数人での会話の場合は、自身が知っている語彙や話題とは限らないですし、また相手のペースで会話が進んでしまうため、よりスピーディに、かつ強引に反応していくことが求められます。

鬼のように早い会話で、自身の発言を滑り込ませなければ、存在自体を認められません。

そのため、留学中はグループレッスンも合わせて受講を検討していました。

フィリピン留学ではしっかり話すことができるマンツーマンレッスンと、複数人の中での会話ができるグループレッスンの両方が受けられるというのがよいですね。

オンライン英会話で一番聞きやすい英語を話してくれ、かつフレンドリーな先生が多かった

筆者はオンライン英会話を2年ほど休みながら続けているのですが、圧倒的に感じるのはこれ。

どの国よりもフィリピンの先生が受けやすい。

発音も、ネイティブのように早口でつながった英語ではなく、クリアな発音で話してくれるフィリピン人の先生がほとんどでした。

また、国民性なのか、非常に明るくてフレンドリー、かつ親切な方が多く、こちらのつたない英語もキチンと最後まで聞き取ってくれるありがたい先生が多かった印象です。

そのため、そのフィリピンの先生が教えてくれるのであれば、と初めての留学を決意したのでした。

というのも、国民の9割ほどが英語を話せるフィリピンでも、英語は第2言語であり、小学校の頃に苦労をして学んでいる方がほとんど。

そのため、英語を学ぶ大変さをわかってくれている、というのが大きな理由です。

コンプレックスもありますが、生まれた時から英語を話している地域の人々から「なぜ世界共通語である英語がはなせないのか」オーラを勝手に感じてしまうほど萎縮してしまう筆者は、温かく受け入れてくれるフィリピン人講師のレッスンを受けたいと思いました。

留学する上で準備するもの

フィリピン留学を決めてから、筆者が準備したことは、留学1か月前の現状で下記の通りです。

  1. 複数の留学エージェントからお話を聞く
  2. フィリピンの情報を調査し、学校を決定
  3. パスポートの取得
  4. 延泊の可能性を探る
  5. 航空券の予約
  6. 海外旅行保険への加入

複数の留学エージェントからお話を聞く

まずは語学留学の知識が全くなかったため、3社の留学エージェントからお話を伺いました。

正直、フィリピンの語学留学は、どの留学エージェントもほぼ同じ料金で販売をしなければいけないというルール(または暗黙の決まり?)があるらしいので、御見積金額には大きな差はありませんでした。

そのため、エージェントさんによって提携している学校が異なるので、エージェントさんが提案してくれたり、サイト上に掲載されている学校で気になったところで選びましょう。

またフィリピンの学校のカリキュラム内容も大きくはどこも変わらないので、ご自身の趣向や空き状況によって決めて大丈夫かと思います。

ちなみに筆者が重視したポイントは下記の通り。

・寮の部屋がシングルで取れるところ

・フィリピンの休日が少ない日程または、休日でも授業が行われているところ

・学生が少なめ

逆に重視しなかったポイントは下記の通り。

・外国人・日本人比率

・学校の立地

あとで重視すればよかったなと思ったところ。*留学前の調査の段階で思ったこと。

・入寮時間

・ドライヤーの有無

上記については、改めて別の記事で書いていこうと思っています。

フィリピンの情報を調査し、学校を決定

フィリピンの語学留学での行先として人気なのは、「セブ島」と「マニラ」です。

そのほかの地域でも語学学校はありますが、この2つのエリアから選べば国際空港からのアクセスもよく移動も楽ちんですし、学校の選択肢も豊富にあります。

筆者はバケーションも兼ねているので「南国」のセブ島を選びました。

ちなみに2つのエリアの違いは下記です。

・セブ島

南国のリゾートであるセブは、青い海と白い砂浜とリゾートホテルが立ち並ぶ「ザ・南国」という印象です。

週末にシュノーケリングをしたり、水上レストランでの食事などのビーチリゾート地ならではの遊びができます。

市街地に大きなショッピングモールがあるようで、利便性も悪くはありません。

・マニラ

「東洋の真珠」と評されるマニラは美しい街並みが魅力的な地域。

教会や大聖堂などの観光名所が有名であり、フォトジェニックな写真を撮ることができます。

また市街地には1日中過ごすことができるほどの大きなショッピングモールがあるようで、そこも人気な理由です。

パスポートの取得、ビザの確認

これは言わずもがな。海外旅行では必須の事項になります。

筆者はコロナの影響でパスポートの有効期限が切れてしまったので、新規で作り直しました。

留学するにあたり1ヶ月以上の残留期限がある学校が多いようなので、期限内の方であっても一旦はパスポートを確認しましょう。

延泊の可能性を探る

せっかく海外に来たのだから、お勉強だけでなくその国を楽しみたい、そんな筆者は最終日に1泊の延泊をする予定にしています。

筆者はホテルのチェックイン自体は英語でもできる状態なので、現地のリゾートホテルに予約をしています。

しかし、英語のレベルが不安な方は、入寮する寮によっては1日延泊/前泊も可能となっているので、1日伸ばして滞在し、せっかくのフィリピンを楽しみましょう。

航空券の予約

航空券の手配については、お近くの空港からからフィリピン セブ・マクタン国際空港までの便を探して予約する必要があります。

エージェントのほとんどが提携している旅行会社もしくは、エージェント自体に旅行業の免許があり、希望をすれば航空券の手配は可能です。

筆者は、とにかく移動費を抑えたかったため、自身でスカイスキャナ―からお安い航空券を選び予約しました。

スカイスキャナーとは30サイト以上のOTA(オンライントラベルエージェント)サイトを比較し、一番安い航空券を販売しているOTAを紹介してくれる便利な比較サイトです。

入寮時間と退寮時間に合わせて予約を行い、パスポートを手元に予約をします。

私はとにかく荷物が少ないので、預け入れ手荷物なしでLCCを乗り継いでフィリピン行きを予定しています。

国際便がはじめての方で、ご自身で手配される方は、万が一の場合に備えて「日本語のアシスト」付のプランを選ぶと良いでしょう。

海外旅行保険への加入

航空券も決まり、滞在日数が決まれば最後は海外旅行保険の加入の検討も忘れずに行いましょう。

海外には思いもよらない事故があるだけでなく、慣れない環境で体調を崩してしまうこともあります。

普段めったに体調を崩さない筆者も、過去にタイに渡航した際は、効きすぎる冷房と香辛料、水の影響で発熱し、1日中ダウンしておりました。

その時は幸いにも病院のお世話になることはなりませんでしたが、もし病院にかかることになった場合、下記のことが考えられます。

・病院がわからない。→具合悪い中探さなければいけない。

・日本語対応の病院がない。→何とかして病状を伝えなければいけない。

・高額な医療費がかかる可能性がある。→筆者は旅行会社でインバウンドの対応をしていますが、まれに日本でけがをされ、保険を掛けていなかったばかりに百数十万円の医療費を負担しているケースも見かけます。

また、それだけでなく、スーツケースが破損してしまった、スマホを紛失してしまった、等の事態もカバーしてくれる保険も多いので、必ず加入しておきましょう。

筆者はエージェントが用意してくださった保険に加入しました。

クレジットカードに付帯されているものの活用もOKですが、どこまでがカバー範囲なのかをしっかり確認する必要があるでしょう。

例)病院の費用については、そのクレジットカードで一度精算をしたものでなければ対象外というものもあり、その場合、数百万円程度一度クレジットカードで切る必要がある。

→利用枠が厳しい場合も出てくる。

以上の点が留学前にチェック、準備した項目です。

筆者の留学は1か月後。

恐らく、これがあれば良かった、あれがあれば良かった、等が出てくるかと思いますので、都度記録していきます!

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この記事を書いた人

1989年生まれ。北海道に住む旅行会社勤務の30代女性。アン・ハサウェイ主演の映画「プラダを着た悪魔」がきっかけで、英語に強い興味を持つ。幾度も、何種類もの英語学習に挫折し、その実験の軌跡を記すとともに、日々の学びのログを書いていきます。
TOEIC640点(2022年)、Versant42(2023年1月)、国内旅行業務取扱責任者、国内旅程管理主任者、ノマドワーカー、一人旅、ミニマリストを目指す女

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