【社会人の英語学習】TOEIC学習と英会話学習を両立しよう!

※ここのTOEICが指すのはTOEIC Listneing&readingの内容です。

よく巷では、「TOEICの点数は高くても、英語を話せる人が少ない」「TOEICと英会話に必要な学習は違ってくるからTOEIC学習をしても意味がない」「英会話をしたければTOEICの学習は遠回りになる」という意見を聞きます。

確かに、TOEICの点数が高い=英会話ができるという証明には全くならないことはみなさんご存じの通り。

基本的にTOEICの学習は「インプット力」を高める学習になるため、アウトプットの集大成である「英会話」の力はほぼ培われないからです。

しかし、英会話の学習に全く関係がないかといえば、そうではないのもわかりますよね。

英会話も文法がわからなければ英文を作ることができませんし、リスニングもゆっくりとはいえ、会話のキャッチボールに必要なだけの聞き取る力を身につけることができます。

私の現在英語のレベルとしては、スピーキングの力を測るVersantというテストでは57点(2023年1月)ですが、この学習のベースはすべてTOEICの教材で勉強しました。

TOEICは転職活動の時にTOEICくらいは受けておこう、という理由で受け、その時は640点だったのですが、英会話の勉強も同時にしていくことで相乗的に点数の向上が見られました。

この記事では、私が実際にやっていたTOEIC学習を英会話の学習に繋げる方法をお話します。

ちなみに私が活用していたのは公式問題集と非公式問題集ですので、この2つを使うことを前提にお話します。

英会話に必要な要素とTOEIC学習に必要な要素の共通点

文法/語彙

これは言わずもがな、すべての英語学習のベースに関わりますよね。

TOEICを勉強していく上で、特にパート5などは文法の知識がなければ解けないものばかり。

基礎の文法を学習し、TOEIC文法を繰り返し学ぶことで、英会話にも活かすことができる文法力を身につけることができます。

ただ、読んでわかるのと、使えるのとは違うため、瞬間英作文などをして、「知識としての文法」から「使える英文法」にしていきましょう。

英語の音を聞くことができる力

これも当然ですよね。

聞くことができなければ会話はできません。

TOEICのリスニングは非常にクリアに、かつゆっくり発音されるものの、英語であることには変わりはありませんし、さらにはネイティブが発音しているものです。

このTOEICのリスニングができれば、リスニングの基礎は問題なく整っているということになります。

英語をかたまり「チャンク」で理解する力/話す力

リスニングにも関わりますが、TOEICではおおよそWPM160程度の速さで文章を読むことが要求されます。

※WPMとは“Words Per Minute”の頭文字をとったもので、1分間当たりに読める単語数のこと。

ネイティブが話す速度からは少々遅いくらいですが(WPM180-200)、それなりの速さで読み、理解をしなければいけません。

そのためには、英語文章をかたまり「チャンク」で理解する力が求められます。

チャンクで理解する癖をつけておくことで、次にくる言葉がある程度予測できるようになるほか、チャンクないをつなげたり、入れ替えたりして会話をしていくことが可能です。

ネイティブも、文のチャンクを追加しながら、ときには軌道修正をしながら発音しています。

その基礎をTOEICの文章を読解していく中で培っていくことが可能です。

TOEICの問題集の復習の仕方で英会話に活かす

ここからは実際に私がやっていたTOEICの学習方法の英会話への活かし方をお伝えします。

まずは普通に時間を測ってすべての問題を解いて、解答の正誤を確認します。

その後の復習からが大変重要です。

当然ながら普通に正誤の理解をするだけでは、英語に必要な「アウトプット」の学習をすることはできません。

TOEICの教材を活用し尽くして、英会話のための学習をしていきましょう。

復習ですべての英語の文章を精読・音読する

どの文章も、まずはどういった文法構造でできているのかを把握しましょう。

もちろんパート7などの長文もやっていただきたいのですが、数が多くてとても大変なので、まずはパート1、2、3、4、5くらいはやり込みましょう。

(私はパート4や7などの長文もすべてやり込みました)

パート1〜4は後述するように、色々活用するので、特にしっかりやりこんでください。


そして、先ほどもお話したように、英語を固まりごとに理解できるようにすることが重要です。

パッとみてチャンクが理解できない方は、意味のかたまりごとにスラッシュを引いておくようにしましょう。

そして、精読した後は、音読を繰り返してみてください

音読することで、英語を頭から理解できるようになります。

最低でもある程度読む際に、突っかからないようになるまで、音読してください。

(私は実際に各文章10回以上は音読し、再度解き直しをした際も10 回ほどは音読していました)


また、自身の発音や音の繋げ方でわからない部分を明確にすることができ、この後の復習での学びを倍増させることができます。

基本的に音声素材があるリスニングの復習に力を入れる。

英会話の基本は発音とイントネーションの理解と、相手の言葉を聞き取るリスニング力になるので、音声素材が付いているリスニングパートの復習をしっかり行いましょう。

パート1 写真描写をやってみる

パート1の問題自体も写真描写ですが、それ以上に読み取れることを表現してみましょう。

1分くらいの時間で、できるだけたくさんの写真の中の状態を描写します。

その際に、ただ単語で述べるのではなく、ある程度の文章になるようにしてみてください

コツとしては写真が「どこで」「いつ」「だれが」「何をしているところ」かを説明すると長めの文章にすることができます。

また、ストーリーを勝手に自分で作って描写してもOKです。

パート2/パート3 すべて暗唱(まではいかなくても、瞬間英作文ができるようにする)&シャドウイングorリプロダクション

パート2は会話問題です。まさに英会話の素材になりそうですよね!

ここでは、回答の日本語文章を使って、瞬間英作文をしてみましょう

またこれからの内容全てに共通しますが、音の変化やイントネーションを真似て、シャドウイング・リプロダクションをしてみてください。

そうすることで、会話に活用ができるようになります。

関連記事>>やっても意味なし!?具体的な方法紹介|初級者向けシャドーイングの効果的なやり方解説

パート3/パート4追加の復習方法

基本的にはパート2の復習方法と同じです。

ただ、このパート2とパート3の文章は長いので、要約の訓練に使うことができます

(パート3の問題自体が要約ですが・)

問題の選択肢を見ずに、リスニングの音声を聞いた後で、自分の言葉で要約してみましょう。

要約の際はできる限り、音声中に出てこなかった単語で表現するように心がけてみてください。

そうすることで、語彙の強化にも役立てることができます。

身についた語彙や表現を自分の言葉に置き換えてみる

ここからは英会話学習に特化した、追加の学習方法です。

別にノートに書き写したりしなくても良いですが、似たような状況や自分の周りのことをイメージして、自分だったらこの単語をこのように使うだろうな、という英作文をしてみてください。

例えば、パート3で仕事の進捗確認の会話があれば、ご自身の仕事の進捗報告を上司にするような英作文をする。

スーパーで物を探している人の会話があれば、実際の自身の買い物を想像してみる、などなど。


実際に自分自身の身の回りの言葉に入れ替えて英作文をしてみてください。


私は、自分で使えそうな表現を見つけたら、その様子を想像して、ぶつぶつ独り言ロールプレイをします。

ただ、この時点では覚えることはせず、ただ、使ってみるだけの軽い気持ちで行ってみてください。

オンライン英会話で強制的に使ってみる。

覚えた表現や単語を強制的に使うように、英会話してみてください。

選択するコースとしては、フリートークを選択してロールプレイでも良いですし、その単語が出てきそうなトピックトークやディスカッションでも大丈夫です。

何度もしつこいくらいに覚えた単語や表現を使うようにしてください。

実際に使ってみると、使い方を間違えたり、「そういった表現はしない」などのフィードバックを受けたりすることもあります。

それも重要な学びです。

できれば、オンライン英会話を録音して、終了後に先生の言葉も含めて復習すると良いでしょう。


関連記事>>【オンライン英会話】社会人の英会話勉強方法



もし、オンライン英会話をしていない方は、独り言でロールプレイする、というのも問題ありません。

オンライン英会話同様、できればその様子を録音したり、録画して後から復習できるようにしておくと良いでしょう。

とても時間はかかりますが、ここまでやればその表現はある程度身についていることかと思います。

英語学習の基本はインプットとアウトプット。

そして、何度も同じ表現に触れて、思い出すことを繰り返すこと

使って、使って、使いまくって、自分の表現として定着させていくことが重要です。

まとめ

さて、TOEICの教材の勉強をしながら、英会話の表現方法を学ぶ方法をお伝えしました。

要は、出てきた表現を受け流さずに、しっかり自分の言葉として捉え、実際に使ってみることが重要です。

そして、最初にも言った通り、この練習を繰り返すことで、私はTOEICの点数を上げることができました。

TOEICの勉強をして、スピーキングもできるようになれば、一石二鳥。

時間はかかるかもしれませんが、それだけの価値はあると思います。


ぜひ、みなさんも徹底的にTOEICの教材を活用して、英会話の勉強に繋げてください。